私が高校に入学した2020年、すぐに休校となり、2021年になってもコロナ禍で先行きのわからない状況が続いていました。2021年7月、『太子祭』の開催が危ぶまれていた頃は、「高校生活って、今まで考えていたのとずいぶん違うものになってしまったな」という諦めの気持ちが大きくなっていましたし、「高校の文化祭を知らないまま卒業するのかな?」とも思っていました。
それは嫌だと思い立って、リモートでの『太子祭』を企画して、中学と高校の生徒会全員でいろいろなアイデアを出しました。
聖徳学園は、「情報の時間」にiPadを使って多様な課題に取り組みます。たとえば、いろいろな国の言語を学ぼうという動画を作ったこともあります。私は高校に入学してiPadを手にするまでは動画作りの経験はありませんでしたが、授業で課題制作をするうちに、いろいろなアプリを知り、動画に字幕をつける方法も学びました。だからこそできた『オンライン太子祭』だと思います。
私のクラスでは、『スーパーマリオ』をアレンジした劇を作りました。クラス内の太子祭担当者が一生懸命構成を考え、みんなで力を合わせて準備しましたが、緊急事態宣言などもあり、放課後に使える時間も限られている時期です。仲間同士で意思疎通をするのも難しかったので、Zoomを使ってミーティングを繰り返しながら準備しました。
『太子祭』を終えた今、一番に思うのは一緒に準備をした仲間のありがたみです。体育館の設営や、アンブレラスカイの準備などをしているとき、「裏方の仕事ってこんなに大変だったのだ。『太子祭』の成功は、裏方の仕事が大切なのだ」と実感しました。
私はコロナ禍でも楽しい学校生活を実現したいと思い、生徒会長に立候補しました。生徒会には私のような高校からの入学生もいれば、竹内さんのような中学から入った一貫生もいます。「高入生が生徒会長として務まるのかな?」という不安もありましたが、聖徳学園のことをよく知る一貫生にとても助けてもらいました。もしも高入生が生徒会長に立候補するなら、一貫生がきっと助けてくれるから大丈夫と背中を押したいです。一人で抱え込むことなく、みんなの力を借りたらすてきな行事が実現できると思います。