私立中高進学通信
2021年特別号
インタビュー&メッセージ
武南中学校
さまざまな体験を通じて自ら学び
将来・未来をより良く変える展望をもつ生徒を育てる学校です
「扉のない教室が可動式の仕切りで配置され、中央にはオープンスペース『ラーニングコモンズ』があります。グループワークなど、生徒の自発的な学びの場として活用されています」と話す小松正明校長(左)と入試広報担当の鷲田雅幸先生。
「グローバルリーダーとして必要な、高い学力・知性を養い、確固たる人間性と知性の育成」を教育目標とする同校では、本物に触れることを重視した取り組みと先進的な学習が行われています。
小松正明校長と入試広報担当の鷲田雅幸先生に、生徒が自ら学ぶ同校の教育についてお話を伺いました。
本物に触れて国際感覚を磨き
世界で活躍できる人材に
小松正明校長
私はベルギーの日本人学校に3年間勤務した経験があります。ベルギーの学校の制度や教育に対する考え方など、実際に赴任してみないとわからないことがたくさんありました。生活や文化の違いももちろんです。これからグローバル化が進む世界で活躍するには、やはり日本に留まっていてはいけないと確信しました。
生徒たちには、世界で活躍できる人になってほしいです。そこで、さまざまな取り組みを行っています。
まず、中2生は海外研修でベトナムとカンボジアを1週間の日程で訪れます。現地の中学校を訪問し、母国語が英語ではない生徒同士が、英語を駆使してコミュニケーションをとります。この経験から、アジア圏でも英語によるコミュニケーションが日常化していること、英語がツールとして必須になることを実感し、帰国してからの英語学習に対する姿勢が変わります。
高1になると2週間〜20日間のアメリカ・ボストン研修があります。ホームステイをしながら現地の高校へ通ったり、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学といった世界のトップ校を訪問します。中高一貫生は全員参加です。
高2の古都研修では奈良と京都を訪れます。研修としての最後は国内です。この研修では、京都在住の海外からの留学生に対して、神社仏閣や観光地を英語でガイドをする取り組みがあります。事前学習を十分に行って臨みますが、留学生から質問を受けることもあるので、生徒は緊張していますね。
鷲田雅幸先生
ここで生きてくるのが、中1から繰り返し行っているフィールドワーク(校外学習)で培った学習姿勢と知識です。
本校では、国際人として必要な教養を身につけるため、本物に触れるさまざまなフィールドワークを行っています。
歌舞伎・能・狂言・文楽などの鑑賞会や体験教室といった芸術科のフィールドワーク、地質学や生物学について学ぶ理科のフィールドワーク、JICAやユニセフ訪問など社会科のフィールドワークなど、それぞれの取り組みを、事前学習を経たうえで実際に体験し、事後学習としてレポートにまとめ、プレゼンテーションで発表するという一連のプロセスで行います。
このプロセスは学校行事や教科活動でも同様に行っており、生徒の思考力・判断力・表現力を高める機会となっています。
小松正明校長
生徒たちは、多岐にわたる体験からさまざまなことに対応できる力を身につけます。また、体験を通じて得た情報から、将来学びたいこと、就きたい職業についても考えるようになります。自分が得たものを土台に、自分をより良く、世界をより良く変えていくような進路が選べるようサポートしています。
日本を代表する古典芸能への造詣を深めます。
プレゼンテーションにはタブレット端末や電子黒板など、ICTを活用します。「アカデミック英語コース」を導入し
海外留学や進学に必要なスキルを学ぶ
英語の学習を通じて「考える力(Critical Thinking)」を高めます。鷲田雅幸先生
2020年度から、英語の学習を通じて「考える力(Critical Thinking)」を向上させる「アカデミック英語コース」を導入しました。カリフォルニア大学デービス校国際教育センターが監修するカリキュラムで、同校から派遣された講師による授業を通じて「アカデミックスキル」の修得をめざします。アカデミックスキルとは、大学の授業で求められる「英文を短時間で読み要点を把握できる(リーディング)力」「テーマに基づいて活発なディスカッションやプレゼンテーションができる(スピーキング・リスニング)力」「理論的に文章を組み立て、レポートを作成できる(ライティング)力」です。海外への留学や進学にそなえて、授業で自分の意見をしっかり伝えられる力を養います。
大学入学共通テストで求められる英語4技能の育成にも対応しているので、国内大学への進学にももちろん役立ちます。
小松正明校長
これまでも、4技能だけでなく、コミュニケーションツールとしての英語修得をめざした英語教育に力を入れてきましたが、より具体的にグローバルな活躍ができる人材の育成をめざし、海外への道を広げるコースを導入しました。海外大学への進学を視野に入れる生徒が増えることを願っています。
武南中学校
〒335-0002 埼玉県蕨市塚越5-10-21
TEL:048-441-6948
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